軽い『弁膜症』だから治療は不要だけど、【歯の治療】や【手術】の時は『弁膜症』だと伝えるようにと言われました。

軽い『弁膜症』だから治療は不要だけど、【歯の治療】や【手術】の時は『弁膜症』だと伝えるようにと言われました。

ごく軽い『弁膜症』との診断を受け、1年に1回は「心臓超音波検査」を受けるようにと勧められました。今のところ治療は不要だけど、「歯科治療・抜歯」や「手術」をする時には『弁膜症』と伝えるようにと言われました。治療の必要がない『弁膜症』なのに『弁膜症』と伝える必要がありますか?

[回答]

ぜひ弁膜症と伝えて下さい。歯科治療を受けると、口の中の菌が血液中に蔓延してしまう“菌血症”となることがあります。特に、治療が必要のない心臓弁膜症をもっている患者さんであっても、菌血症になると心臓内に感染を起こす“感染性心内膜炎”を発症するリスクが高くなります。感染性心内膜炎は、心臓構造を破壊してしまい心臓手術が必要となる場合もあり、非常に危険な病気です。また、心臓弁膜症をおもちの患者さんで、歯科治療のあとに熱発したり全身倦怠感がある場合には、できるだけ早期に循環器内科へご相談ください。

メニュー