親が心臓の病気で亡くなりました
母親が心筋梗塞で亡くなりました。親戚にも多いようです。心筋梗塞は遺伝しますか。どんな症状が出ていると心筋梗塞の徴候なのでしょうか。検査をすればみつけることができますか。
[回答]
そうですか。親戚にも多いとなると、とても心配になりますね。でも心筋梗塞という疾患そのものには遺伝性はありません。ただし心筋梗塞になりやすい人の特徴(危険因子といいます)のうち、重要なものとしては「高血圧」、「糖尿病」、「高コレステロール血症」「肥満」、「喫煙」があり、前3者はあきらかに遺伝性があります。この5つを多く持っていれば持っているほど心筋梗塞になりやすいといえます。前3者は素質的に拭い去ることはできないにしても、早くに発見してコントロールすることは可能です。もしお持ちであれば、一度我々にご相談ください。心筋梗塞の前兆として「胸やみぞおちを突然圧迫するような痛み」「左肩や背中にかけての痛み」「虫歯でもないのに奥歯や下顎の歯が痛む」「冷や汗がでる」「息がきれる」などといった症状が知られています。しかし実際には約半数以上がの方が前兆なしに心筋梗塞を発症しています。だから発症する前にきちんと検査をして、あらかじめ予防することが大事になります。当センターでは320列CTという最新鋭の心臓の血管を撮影する設備を備えております。先ほど言った心筋梗塞のなりやすい人の特徴を持っている方は是非相談してください。