高血圧になりやすい人っていますか。

高血圧になりやすい人っていますか。

自分自身は健康診断では血圧は正常値ですが、父親が高血圧で通院中です。遺伝したり、遺伝でなくてもなりやすい体質ってありますか。母親は病院に行くと血圧が高いといわれるようです。

[回答]

お父様が高血圧で治療されているんですね。「親が高血圧だといずれ自分も高血圧になってしまうのではないか?」と考えられる方も多いと思います。高血圧の主な原因は遺伝と食生活を含めた生活習慣因子だと考えられていますが、高血圧と遺伝との関係は未だ全てが解明されたわけではありません。とは言っても”高血圧になりやすい家系”というものが存在することも確かで、高血圧を発症する遺伝的な因子が、ある一定の確率で親から子へ受け継がれると考えられています。両親ともに高血圧である場合には、その子供が高血圧になる確率はおよそ50~60%、一方、両親のうちいずれかの親が高血圧だった場合にはおよそ約25~35%ほど、両親とも高血圧ではない人の場合には、10%にも満たない数値だと言われています。さらには日頃の食生活や生活習慣、さらには肥満体質や加齢などの要素が絡み合っています。仮にお父様が高血圧だったとしても日頃から血圧が高くならないように予防をしてさえいれば、将来高血圧になる可能性というものは低くなると考えられます。そのためにぜひとも血圧を上げないように予防することが大事となります。たとえば日頃の食生活が乱れている方は改め、塩分やカロリーを控えた食事を取り入れるようにしましょう。また定期的な有酸素運動も有効です。こういった日頃の努力がとても大事です。何かご不明な点があれば気軽に相談してください。

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