6月2日(土)14:00~16:00当センターにて恒例の浦安エコーカフェが開催されました。
新年度1回目の今回は成人先天性心疾患のスペシャリスト、岡山大学病院より杜徳尚先生にお越しいただきました。
近年、小児科領域における診断能力の向上や外科手術の技術進歩をはじめ、エコー機を含む医療機器の性能向上などによる医学の進歩は著しく、先天性心疾患をお持ちで成人期を迎えられる患者さんは増加傾向にあります。私たちエコー検査を行う検査技師もこのような背景を理解し、先天性心疾患をお持ちの患者さんの検査を正しく行えるよう、みんなで知識を深める必要があると思います。今回は杜先生のご意見をいただきながら症例検討を行い、また先生にはご講演もしていただきました。
1.重症三尖弁閉鎖不全症・・・弁の付着位置に注目!!
2.大動脈弁に付着する構造物の正体は?
3.収縮期雑音の精査・・大動脈弁下狭窄とAP Window
4.杜先生による房室中隔欠損症の病態とエコー診断のコツについてのレクチャー
普段経験することが少ないこのような症例にもし自分が出会ったら、どのようなことに気を付けて検査を進めていくべきなのか、スペシャリストの先生にレクチャーをしていただけたのは、参加者のみなさんにとって非常に有意義な時間になったのではないでしょうか?
次回の予定は未定ですが、
浦安エコーカフェにご興味をお持ちの方は、こちらのメールアドレスまで、所属施設名とお名前を添えてご連絡ください。
urayasu.echocafe@gmail.com 東京ベイ・浦安市川医療センター 生理検査室 吉良早紀
なお、7月29日(日)には、当センターで東京ハートラボ・サマーキャンプが開催されます。