秋の風を感じはじめた9月13日(木)。正門ロータリーで、救急の日イベントを実施いたしました!当センター救急外来のスタッフにより、救急車乗車体験、スクラブ試着体験、AEDを用いた心肺蘇生体験、救急相談窓口の紹介や救急車の適正利用に向けたご案内を行いました。
ご来場いただきました保育園の子どもさんたちは、はじめは緊張していましたが救急車の運転席に座ったり、先生たちと一緒に写真撮影をしたりしてだんだん親しみをもってくれました。帰るときには「ぼくおおきくなったら、きゅうきゅうしゃになる!」と言ってくれたのが印象的でした!
また子どもから大人まで着られるサイズのスクラブやナース服を、カラフルにたくさん取り揃えていました。親子で来場してくださった方は、スクラブを試着して家族で記念撮影をしたり、聴診器を体験したり、まるでテレビドラマの一員になったかのようにポーズをとったりと楽しんでいただけたようでした。
AEDトレーナーも用意し、実際の機械の音声や意外と簡単な操作だけで対応ができるものであることをお伝えしました。ニュースなどでは聞いていても、なかなか実際に触れる機会はないから話を聞けて良かったというお話をよくいただきました。
実際に、心停止に陥るのは病院内よりも病院外での発生が多く、そのときにはどれだけ早く胸骨圧迫ができ、AEDを使用できるかが、救命率に非常に大きくかかわってきます。そしてそのとき近くにいるのは医療者ではなく、一般市民であることがほとんどです。救急外来のなかで最善の医療を提供することは当然と考えていますが、それと同じくらいに、病院到着までの間に市民の方にも適切な対応をしていただけるように普及することも重要なことであると考えています。
当センターの救急外来では、地域の方々に安心と信頼をいただけるよう、そして末永く愛される病院であることを心がけております。そして病院の玄関口として、心身の危機に瀕した患者さんやご家族へ温かい救急医療を提供できるよう日夜励んでいます。
救急医療を学びたいという方だけでなく、地域の方と寄り添った救急医療を考えていける仲間を、お待ちしております。
◆ 募集要項一覧
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◆ 救急の医療者として地域と関わる