化学療法室のご紹介

溝上 賢

化学療法室室長
副センター長
外科部長

今や日本では2人に1人が「がん」にかかり、年間約100万人の方が新たに「がん」と診断されています。早期発見早期治療により「がん」をすべて取り除いて完治される方々も増えてきました。近年の治療の進歩により、「がん」を取り除けなかった場合でも「がん」を縮小・消滅させ、進行を抑える治療を受けながら今までどおりの仕事や日常生活を続けることが可能になってきました。そのような患者さんの治療を支えるのが「外来化学療法室」です。

「がん」の治療には、手術療法・放射線療法・薬物療法・免疫(めんえき)療法があります。「外来化学療法室」が受け持つのは主に薬物療法です。抗がん剤による「吐き気(はきけ)」「悪心(おしん)」などの副反応を和らげる治療薬の進歩により、外来通院で、比較的快適に「がん」治療を受けることが可能になりました。また、近年の医学の進歩により、正常な細胞には害を与えず(従って副作用が極めて少ない)、「がん」だけに効くような新しい抗がん剤が次々に開発され、効果を上げています。

当センターの外来化学療法室では治療用ベッド10床(リクライニングチェア8、ベッド2)を設けて、「外来がん治療」を行っています。また地域の中核病院として24時365日救急医療体制をとる救急科と連携をとり、体調が悪くなった場合の診療・入院についても常時対応させていただいています。詳しい情報についてはお気軽に下記にお問い合わせください。

安全管理について

がん化学療法は治療の特性上、安全性が重要となります。当院で行われるがん化学療法は、全て化学療法委員会において治療内容の審査を行った後に登録された治療スケジュール(レジメン)に沿って行われています。また、医師・薬剤師・看護師・医事課で患者さんへの事前の説明および内容の確認を行い、不安なく安全に治療を受けて頂けるように努めています。
治療中は看護師が常に患者さんの状態を観察しておりますが、まれにアレルギー症状や血管外漏出(薬剤が血管の外に漏れること)が生じることがあります。そのような場合には看護師や医師により迅速かつ適切な対応が行われます。

化学療法室の中の様子

リクライニングチェアが8台とベッド2台があります。
背もたれは倒すことができます。
席にはテーブルやテレビがあり、飲食や読書、テレビ鑑賞をしながらリラックスして治療を受けることができます。
(テレビのご利用は無料ですが、イヤホンはご自身でご用意をお願い致します。)

化学療法を行っている診療科について

当院では、現在以下の診療科で化学療法治療を行っています。
外科(乳がん、胃がん、大腸がん、胆道がん、膵臓がんなど)
脳神経外科(脳腫瘍など)
消化器内科(大腸がん、胃がん、膵臓がん、肝臓がんなど、神経内分泌腫瘍など)
呼吸器内科(小細胞肺がん、非小細胞肺がんなど)
産婦人科(子宮体がん、卵巣がんなど)
膠原病内科(関節リウマチ、クローン病など)

薬剤室のご案内

東京ベイ薬剤室についてはこちら

当院で点滴治療を受ける際の安全対策について

抗がん剤の入った薬剤に針を抜き差しする場合、目に見えない抗がん剤による汚染があることは昔から問題になっていました。
当院では、薬剤を付け替える際に、針をさす必要のない専用のルート(閉鎖式ルート)を使用しています。
そのため、点滴を受けている患者様のすぐそばに付き添っていらっしゃる家族様に薬剤の影響が及ばないよう、配慮しております。

化学療法の受診から治療へのながれ

外来化学療法(初回投与前日までの流れ)

外来化学療法(当日の流れ)

Q&A

化学療法を行っているお部屋を見ることはできますか?

事前に化学療法室の見学が可能です。基本的には、化学療法が決まった際に見学をしていただくことが多いですが、もしも都合により別日に見学をされる場合はご相談ください。

化学療法室内での飲食は可能ですか?

飲食は可能です。ただし、点滴中の患者様は終了するまで化学療法室の外に出ることはご遠慮いただいておりますので、点滴開始前に購入いただくか、ご家族の方に持参いただきますようお願いいたします。

化学療法を行っている時にインフルエンザなどのワクチンは接種可能ですか?

基本的に接種可能です。当院でもインフルエンザワクチンなど各種ワクチンの接種が可能ですので、ご希望の際は医療者にご相談ください。

食事で注意することはありますか?

担当医から個別の食事制限がなければ特にはありません。
ただし、治療中は免疫力などが低下することがあるので、ご注意ください。また当院では、ご希望の患者様には栄養士からの説明も可能です。
予約制になりますので、ご希望の際は医療者にご相談ください。

CVポートってなんですか?

皮下埋め込み型中心静脈ポートのことで、血管内に薬を長時間投与する時や手の先などの細い血管(末梢血管)からの薬の投与では漏れる可能性がある時、薬が濃く疼痛(静脈炎)などがある場合に使用します。
通常は鎖骨の下の血管からカテーテルと呼ばれる管を入れ、右または左の胸の皮膚の下に埋め込みます。カテーテルの先端は心臓に近い太い血管に留置されます。
非常に小さいため外見上はそれほど目立たず、生活に支障はありません。大きな部分に針を刺すため、ほとんどの場合1回で確実に点滴をすることができます。
詳細に関しては主治医もしくは外来化学療法室看護師にお尋ねください。

お金がすごくかかるのでしょうか?

使用する薬により異なります。詳しくは受診時に総合受付でお尋ねください。
なお、高額の場合は高額療養費の対象になる場合があるため、総合受付で早めにご相談ください。
点滴を含む抗がん剤の治療を行われる場合は、会計時に総合受付で説明を行っています。

他の病院で話を聞くこと(セカンドオピニオン)は可能ですか?

可能です。診療情報提供書(紹介状)と検査・画像データの用意には日数を必要としますので、希望される場合は医師とご相談ください。

レジメンって何ですか?

レジメンとは、抗がん剤、輸液、吐き気止めなどの副作用を抑える薬剤を、どのような順番で、どのくらい時間をかけて投与するかを決める、治療スケジュールのことです。
当院で行われるがん化学療法は、全て化学療法委員会において治療内容の審査を行った後に登録された治療スケジュール(レジメン)に沿って行われています。

レジメンのご案内

東京ベイ化学療法室のレジメンについてはこちら

家族の付添は可能ですか?

可能です。点滴開始時と終了時に来ていただき、点滴中は化学療法室横にあるラウンジに行くことやご帰宅いただくことも可能です。
点滴中ずっと付き添っていただくこともできます。

薬の説明を受けても、難しそうで覚えられません。大丈夫ですか?

薬の説明は、医師の他に病院内の薬剤師からも行います。その際は、プライバシーに配慮し、「服薬相談室」という個室でご説明いたします。
薬剤師からは、パンフレットや説明文書を用いてご説明致しますが、薬の副作用をすべて覚える必要はありません。
また、注射抗がん剤を投与される日は必ず薬剤師が伺い、副作用の確認を行います。疑問点がありましたら何度でも説明致しますので、お気軽にお尋ねください。
薬剤師の説明後、お薬手帳に貼るためのレジメンシールをお渡しいたします。お薬手帳は点滴の度に必ずお持ちください。
院外薬局で薬をもらう際は、お薬手帳を提示いただきますようお願いいたします。
また、パンフレットや説明文書に記載されていない症状でも、気になる症状や生活で困っている症状があればお伝え頂くようお願いいたします。

点滴中に具合が悪くなったらどうしたらいいですか?

化学療法室には常に看護師が常駐しておりますので、点滴途中で具合が悪くなった場合はすぐに声をおかけ下さい。症状によっては、薬剤の投与や緊急入院になる場合もあります。
また、点滴の時は症状がなかったとしても、自宅に帰ってから急激な症状(激しい嘔吐、呼吸困難、意識障害など)が出現した場合はすぐに受診をしてください。

フローズングローブってなんですか?

ドセタキセル・パクリタキセルなどタキサン系と呼ばれるお薬の副作用で、爪の障害や手足にしびれが現れることがあります。フローズングローブ・フローズンソックスは、手袋型・靴下型のアイスノンで、投与中に手足を冷やすことで、爪の障害やしびれを軽減できるという報告がされており、当院でも使用しております。

お問い合わせ

症状や副作用など心配なこと、相談がありましたら当院代表番号にお電話頂き、下記の問い合わせ先にご連絡ください。なお、当院を受診されたことのある患者様は連絡時に必ず受診されている科、診察券番号、氏名をお伝え下さい。(ただし、薬や検査などの診察予約以外の変更に関しては外来予約センターでは行えません。)

診察券 表

診察券 裏

【代表電話番号】047-351-3101

当院で点滴を含む抗がん剤治療を受けられている患者様へ

【平日8時30分~17時】外来化学療法室
【土曜日8時30分~12時30分】各科外来
【上記以外の時間帯】救急外来

当院で内服のみの抗がん剤治療を受けられている患者様へ

【平日8時30分~17時】外来化学療法室
【土曜日8時30分~12時30分】各科外来
【上記以外の時間帯】救急外来

当院では抗がん剤治療受けられていない患者様へ

【全日】病院代表へご連絡ください

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